すごい、まだジーニアスで話をしようとしている。
ちょっと使っては第三版との違いを見比べようとしているのですが、
ちゃんと研究時間がとれる訳ではないので、まだ二箇所くらいしか気づいていない。
今、家には第二版があるので三代での比較もできます。
初版がなければ変遷研究の意味がない気もするけれど…。


1)spend 〜 on〔for; in〕…「〜を…に費やす」
第二版、第三版ではonとforとinの使い分けについて
「onは使う対象が、forが目的が、inでは過程が強調される」
とあるけれど、第四版になると、このうち、
inに関する記述だけがなくなっています。


説明が変わった、とかではなく、なくなった。これはどういうことでしょうか。
inで過程は強調されなくなったのでしょうか。
それとも間違っていたのでしょうか。


2)asの[対照]用法
他の辞書にはないジーニアスのasの用法に[対照]があります。
Men usually like wrestling as women do not.
が例文。


これが第二版・第三版では[様態]の用法の下位分類とされているけれど、
第四版ではそこから切り離されて、独立した用法として全然[様態]のそばではないところに
おかれています。
そして例文も変わった。あーでも覚えてない…。
「男は議論を好むが女はそうではない。」
とかなんだかやっぱりそういうの。


[対照]ってつまりasの前が否定文の時、後ろは肯定の意味しか受けていない、[様態]の延長だと思ってました。
He doesn't work hard as Tom did.
「彼はトムのように一生懸命に働かない。」[様態]
→「彼はトムと違って一生懸命働かない。」[対照]



けれど、ジーニアスの例文は前が肯定で後ろが否定。
うーん、本当にこれは存在を認めていいのかどうなのか、と思っていたら、
今回、[様態]から独立した分類に格上げされてるし(ただ一番最後になっていたから格下げとも言える)、
ジーニアスとしてはプッシュしてる用法なのでしょうか。