教科書に載った小説

教科書に載った小説

教科書に載った小説

  • 1,365円

読了。
とぎすまされた短編ばかりで、ページをめくると読み終わってしまう、
のが残念でならない。
そんな本でした。


教科書に載っている小説ってなんだか言外の含みが多くて、
まぁだからこそ問題を作って細かく読解させたいのだろうけれど、
そういう小説に出会わせてくれてありがとう、という気持ちになりました。


高校の時は筑摩書房の国語の教科書だったのですが、
何となく「筑摩」というイメージから、「ここに載っている作品は名作に違いない」
と思っていたのですが、これを機にもう一回教科書を読み直してみたくなりました。


あと、印象的だったのは会話表現の豊かさ。
方言が多いこともあってか、柔らかくて生き生きとした印象でした。
現代小説ですっかり、のっぺりした会話に慣れきっていたので、
かなり衝撃が大きかったです。


ということで、この本もまた人に広めたいです。