今日はInDesignの勉強会に行ってきました。
こういったことは、DTPを外部にお願いしている人も知っておいた方がいい、どころか、知っておかねばならない内容のように思いました。
知らないがために、変な指定をお願いしていたり、本当は簡単にできることなのに、「手間がかかるから」と敬遠していることがあるように思います。
少なくとも、DTP担当者と接触する場合には少しでも知識の土俵を近づけておかないととんでもないことだなこれは、という危機感を持って帰ってきました。
(前から薄々は思っていたけれど、激しく実感。)
というか、結構怖かったのは、
「○○について意識したことある人?」など、参加者の状況を聞いていたとき、
おそらくはDTPを生業にしている人が多い会だったはずなのですが、
「えっ。うそでしょ」っていうくらい手を挙げている人が少なくて、うちのお願いしているDTPの方々は…大丈夫だよね…
と心配になってしまいました。
多分、大丈夫だと信じています。
とりあえず、身につまされたこと諸々
- 行長が文字サイズの整数倍でないと、改行アリのところはベタ組み、その他のところでジャスティファイがかかって、文字の位置がずれる
- 山カッコが不等号の記号になっていること多々なのを直さねば…(←目をつぶろうと思っていたけれど、やっぱし直さないといかん…)
- 人間の読みやすい字と距離の関係から言って、本文の文字のQ数は12Qが限界。
- 行間は75%アキが読みやすい
- ぶら下がりでなく、行末に来ている約物が全角になっていると美しくない
- 行頭の始めかぎカッコを全角にするか、半角にするかと通常の折り返しで行頭にきている始めかぎカッコの全半角は統一した方がよい
- 和文における「未亡人(widow)」。「句点+一文字」だけが次の行にいくのはよくない。特に、それが次のページに行くのはなんとしても避けるべき
- InDesignの禁則処理と文字アキ量に関してはもうあきらめていたけれど、ちゃんと設定すれば、おかしなアキがなくなってくれるのかも…。
- 常用漢字以外の字形について意識をもつこと(cf. 康熙字典体)
- IDMLという、XMLベースの記法があって、要はテキストでも体裁の指定をすることができる(CS4から)。←これは使いこなせれば超便利そうだと興奮しました。
今日の講演者の方の新刊が今月末に出るらしいです。
ぜひ買いたい。でもAmazonでまだ表示されないので紹介できませんが、「文字の組み方」という本だそうです。
ぜひ欲しい。
あ、あと前に買った本の新しい版が出たみたいなので、こちらも欲しいな。
これは、以前CS2のときに買いましたが、この本で上記のような知識をとりあえずは詳しく得ることができます。
(でも今日のように実例見せてもらうと、改めて「なるほど」と思います。)
Adobe InDesign 文字組み徹底攻略ガイド 第3版
- 作者: 大橋幸二
- 出版社/メーカー: ワークスコーポレーション
- 発売日: 2010/01/21
- メディア: 単行本
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