ホラー短編集

八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫)

八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫)


読了。
もちろん、ホラーは嫌いです。恐いから。
だけど、確か渋谷のジュンク堂&丸善だったか、どっかでこの本がお薦めされていて、
つい買ってしまった。


そしたらやっぱり面白かった。
いや、恐いけど。
恐いから、途中、夜読んだとき、恐い夢も見た。


けど、「ホラー」といって思い描くような作品ばかりだけでなく、
「うまい!」「小説としてうまい!」という作品ばかり。
短いし、どれもこれも原文で読みたくなる。
(そしてつい最近読んだのもあった。それは原文の方が面白いと思いました。)


あと、軽快なあとがきもナイスです。
この訳者の名前、見覚えがあったはずだけど、結局思い出せず、
でも同じ訳者の本が読みたいな、と思いました。


というか、この本で取り上げてられていた作家の本を
かたっぱしから読みたくなりました。


それにしても、「岩波少年少女文庫」の「中学以上」の作品は
普通に大人が読んで面白い。
お薦めです。