- 作者: ローズマリサトクリフ,C.ウォルターホッジス,Rosemary Sutcliff,猪熊葉子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
- 907円
「テルマエ・ロマエ」以来なのか、「ローマ人の物語」以来なのか、すっかりローマの話が好きになってしまったのですが、たまたま本屋でPOP付きで平積みになっているのを見て買った本。
冒険譚と言っていいのだと思うのですが、面白くて、どんな面白い本でもすぐ眠くなってしまうこの私が、全然眠気を感じずに、どんどん読み進めることができました。
物語の世界に引き込まれるので 読み終えるたびに、映画館で映画を見終わったあとのように、現実と虚構の世界の不一致を理解するのに時間がかかる、という事態になりました。
同じ作者の「ローマシリーズ四部作」があるようなので、またしばらくローマの世界につかろうかな、と思います。
そうそう、この中で、ローマ人の主人公は、太陽神に祈るために祭壇を作ったけれど、その友達のブリトン人は違う神を信じてるので、祭壇づくりに参加しなかった、というくだりがありました。
この、「別の神を信仰する他者をそのまま受け入れる」というのはこの時代ならではのいいところだな、と改めて思いました。