第九軍団のワシ

第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

  • 907円


テルマエ・ロマエ」以来なのか、「ローマ人の物語」以来なのか、すっかりローマの話が好きになってしまったのですが、たまたま本屋でPOP付きで平積みになっているのを見て買った本。


冒険譚と言っていいのだと思うのですが、面白くて、どんな面白い本でもすぐ眠くなってしまうこの私が、全然眠気を感じずに、どんどん読み進めることができました。



物語の世界に引き込まれるので 読み終えるたびに、映画館で映画を見終わったあとのように、現実と虚構の世界の不一致を理解するのに時間がかかる、という事態になりました。


同じ作者の「ローマシリーズ四部作」があるようなので、またしばらくローマの世界につかろうかな、と思います。



そうそう、この中で、ローマ人の主人公は、太陽神に祈るために祭壇を作ったけれど、その友達のブリトン人は違う神を信じてるので、祭壇づくりに参加しなかった、というくだりがありました。


この、「別の神を信仰する他者をそのまま受け入れる」というのはこの時代ならではのいいところだな、と改めて思いました。