英国一家、日本を食べる

英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)


英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)の続編。
最初のが取り立ててすごく好きで好きで仕方なくて続編を買った訳ではないけれど、安定の面白さでした。


私はあまり食に興味がないので食エッセイにそんなに興味をもたないのですが、それでも二編読みたくなるほどには面白かったです。



もっと掘り下げた分析してほしい、というところもありますが、日本のこととは言え、知らないことだらけで興味深い。


とりあえず、ここ数日の間に城崎温泉の名前を何回も目にしているので、俄然行きたくなりました。

多数決を疑う

話題だった本を今頃読みました。


結局のところ、多数決に代わり何の制度にしたらよいのか、という結論まで我々を導いてくれる訳ではありません。そうやって考えることを放棄することを筆者は望んでいる訳ではないでしょう。むしろ、それを自分自身で考える一助を与えてくれます。


もう少し数式的な話が知りたい人は「読書案内」や参考文献を読めばよく、入門としてはとても分かりやすくよかったです。


しかし、問題点が明らかになったのはすっきりしましたが、これをもって選挙制度が変わることなんてあるのかしら、と悲観的になります。

はっきょいどん

はっきょい どーん (講談社の創作絵本)

はっきょい どーん (講談社の創作絵本)


赤ちゃんの頃から相撲の取り組みに興味があり、近頃は「大きくなったらおすもうさんになりたい」と言う息子にぴったりの本。今度、地方巡業を見に行くことにしたので、その予習も兼ねて。


見返しには、決まり手82手も載っててお得。これで少しでも彼のとるなんちゃって相撲がまともになればしめたもの(ならないでしょう)。


字にも迫力があり、とにかくパワーに圧倒されます。

おすしのずかん


おすしのずかん (コドモエのえほん)

おすしのずかん (コドモエのえほん)


絵本紹介雑誌Moeの育児雑誌Kodomoeの付録だった冊子が本になったもの。


きれいなイラストのお寿司が魚の種類ごとに分類され、ページをめくると、そのお魚が分かる。


ペンギンの回転寿司屋さんという設定なので、「なんにします?」と聞くと、「これ!」と楽しそうに選んでいます。そういうところもとてもいいです。


ということで、大変いい絵本です。前に、人からもらった、同じく付録の「でんしゃのずかん」もとてもよかったので、こんな立派な絵本がついてくるなら、雑誌買おうかしら、という気にもなりますが、育児雑誌は自分を追い詰めるだけなので、やめときます。

こんがらがっち

コんガらガっち あっちこっち すすめ!の本

コんガらガっち あっちこっち すすめ!の本

  • 1,296円


こんがらがっち、の存在はうっすら知っていましたが、そんなに興味もなく。
だけど、息子に「使い捨てじゃない迷路」本として何かないかなー、と思っていた矢先にこの本に出会うと俄然素敵に見える。
正確には「迷路」ではなく、二択の道を選ぶとそれぞれにお話が進んでいく、というものだけど、なんだかわくわくするし、買ってみたい。


と思うと同時に、私はもう少し前からしりとりの本を買いたいと思っていました。
しりとりのルールがまだわからないようなので、本で説明しようかな、と。
タイトルに「しりとり」が入っている本ばかり探していましたが、ふと、こんがらがっちの本を手に取ると、あーら不思議、しりとりがあるではありませんか!



ということで、もう、これは速攻買いですよ。


気に入ってくれるといいのだけど。
まだ一人で遊ぶには早いが、適正年齢になる頃には飽きてしまっているかもしれない…。

陰謀論系…?


私には、正直、陰謀論なのか、正当なものなのか、よく分かりません。
「何も知らない」のは陰謀論を信じるよりマシなのかもしれませんが、
それにしても、最近のこの国の様子のおかしさを何か説明してくれるものかないか、
という欲望には飢えています。


ということで、今までまったくこういう系の本は読まなかったのに、二冊立て続け。
面白いので、すいすい読めます。


日本会議の研究 (扶桑社新書)

日本会議の研究 (扶桑社新書)

  • 864円


日本会議本ブームの火付け役、だと私は思っていますが、もっと前から類書はあるのかもしれません。
だって、私も最近ブームになっているからこの名前を知った、程度ですので。
なんでこの本が扶桑社から出ているんだろう?という謎は結局解明されないまま。


  • 1,296円


最近出た本かと思いきや、これは古く、日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのかの方が新しいようです。
「基地」と「原発」をなぜタイトルにまとめているのか疑問でしたが、まぁ読めば理屈はわかります。
まだ途中ですし、果たしてこれが「真実」なのかどうかはよく分かりませんが、
とりあえず読んでみています。

THE GRAMMAR BOOK

The Grammar Book: Form, Meaning, and Use for English Language Teachers

The Grammar Book: Form, Meaning, and Use for English Language Teachers

  • 作者: Diane Larsen-Freeman,Marianne Celce-Murcia,Jan Frodesen,Benjamin White,Howard Williams
  • 出版社/メーカー: Heinle & Heinle Pub
  • 発売日: 2015/03/16
  • メディア: ハードカバー
  • この商品を含むブログを見る

  • 7,694円


ツイッターで言及されていたので興味をもった本。
文法事項を調べるときはSwanのPractical English Usage (Practical English Usage, Third Edition)一辺倒でしたが、
それ以外にも何かあったらいいな、と思っていたところ。


調べやすさや詳しさ(かゆいところに手が届く感じ)はSwanの素晴らしさを超えることはないですが、
最新である、コーパスに基づく、教育者向けである、ゆえに、教え方が載っている、
学習者がおかしやすい間違いが載っている(ただし、日本語母語話者にはあまりピンとこないかも)、
各項目について参考文献が詳しい、
といった点は素晴らしい。


あと、構造木が載っている。これが指導上意味があるかどうかはわからないですが…。


まだ気になる項目を少し読んだ程度ですが、手元においておきたい一冊。


難点は、でかくて重いこと…。