借りた本

Born On a Blue Day

Born On a Blue Day

先輩に借りました。
アスペルガー症候群の著者が自ら書いた本。
「自ら」というところがミソらしい。

とにかく数に対する能力がすさまじく、
(数字を色や形のあるものとして認識しているらしい)
かなり大きな素数を即座に言えたり、ものすごく大きな数の掛け算が瞬時にできたり。
円周率を小数第25,000位まで数時間かけて暗唱したというエピソードは衝撃以外の何ものでもありません。
きっとそのとき、ものすごく話題になっただろうに、
どうして今まで私はこの著者のことを知らなかったんだろう…。


読んでいて素朴に疑問に感じたこと

  • 幼少期のことこまかな記述などはどうやって書き起こしたのでしょうか。
  • take a seat といった慣用表現を文字通りに受け取ってしまう、というのがこの病気の特徴のようですが、同時にこの著者は外国語習得能力が信じられない(うらやましい)ほど優れています。nonliteralな表現の理解なしに言語はマスターできないと思うのですが、その辺、どうしたのでしょう…。


うーん、気になる。


それにしても洋書を一冊読むと繰り返し出てくる語はさすがに覚える。

用語が偏っているけれど。