平野啓一郎

ドーン (100周年書き下ろし)

ドーン (100周年書き下ろし)

  • 1,890円

新聞で、この本に流れる(らしい)「分人主義」というテーマを取り上げていたので興味あり。

「分人(dividual)」とは、状況や相手により異なる「自分」になるという概念。「キャラの使い分け」とは違う。「その場限りの仮面」の裏に「本当の自分」があるわけではないからだ。「多重人格」とも異なり、相手と協同して「自分」が成り立つ。
(朝日新聞2009年8月19日(夕刊))

「自我」について自分なりに考えたときに同じようなことを思ったので、それが小説でどう表されているのかぜひ読んでみたいです。


でも前の作品も「興味あり」とか言いつつ、本屋で見つけて重厚そうな様子にめげて買わなかったのでした。
果たして今回はどうするかなぁ。