- 作者: 武田邦彦
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: 単行本
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真面目に感想を書いたのに、反映されませんでした。
がっかりしたので、簡単にまとめます。
今回の原発事故に関連して何か手始めに本を読みたいな、という人にはおすすめの本です。
女子高生に語っているという設定で書かれているので大変読みやすく、また、これからを生きる若者向けの本なので真摯な印象を受けます。
この本のメッセージの中で印象に残っているのは
「真実に向きあうには勇気がいる」というのと、
「原発の事故が起こってしまった以上これまでと同じようには考えてはいけない」
ということ。
私は「臭いものには蓋」的発想で今回の原発事故から目をそらして無根拠に「大丈夫大丈夫」と言っていたのですが、一つ目のメッセージはそんな私に端的に殴りかかってくるようなものでした。
そして、二つ目はそうやって真実に向き合った上で、の話ですが、まぁ、もう放射性物質が周りにある生活になっちゃったんだもの、仕方ないよね、その中でどうやって楽しく、幸せな生活を送るか考えましょうよ、というある意味では楽観的な思想ですが、でも、その気持ちの持ち方は結構大事かな、と思います。
ま、この著者の意見に全面的に賛同する(鵜呑みにする)か、反発するかは人それぞれだと思いますが、未曾有の災害が起きた今、どの人の言うことを信じるか、っていうのは正直どれが正しいっていうのはないと思うので、自分が納得できる説明があればそれでいいんだと思います。