LEAN IN

次に読みたい本ができたことでのろのろ読んでいたこの本を読み終えました。



まさに今の私が読むにタイムリーすぎるくらいタイムリーな本でした。
そして、あれやこれや考えるきっかけになる非常に刺激的な本でした。


まず驚いたのは、「進んだ国」という印象のあるアメリカにおいてさえ、
「女の子は一歩引いているべき」という価値観が男女ともに根深いということ。
そういう意味で、日本の状況とかなりシンクロして読むことができました。
(「メンター」というところだけイマイチよくわからないまま読みましたが。)


今、自分は堂々と育休を取っている訳ですが、取ってみてしみじみ、これは先人たちのおかげだよなぁ、と働く女性の先輩方に敬意を抱くようになり、そのお礼に、というと言葉はおかしいですが、この本にあるような女性の選択をさらに増やしていくためには、次の私たちの世代が声を上げていかないといけない、と思うようになっています。


この本では「女性が女性の邪魔をする」ということについても目を背けずにふれています。また、女性が「フェミニスト」を嫌う、とか。でも「フェミニスト嫌い」については心を入れ替えないとな、と思います。


そして、この本は女性はもちろん、男性にこそ読んでほしい本です。今まで意識したこともないようなことも書いてあると思います。この本をなるべく多くの男性が読んでくれたらそれだけでだいぶ意識が変わっていくのではないかと思います。


それにしても、なぜ外国のこういった本は作者の顔がどーんとアップで表紙に載るんでしょうね。


すぐに思いつくのでも、これとか。

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I


これとか。

マイライフ クリントンの回想 MY LIFE by Bill Clinton 上

マイライフ クリントンの回想 MY LIFE by Bill Clinton 上