- 作者: 内田百けん
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/07/01
- メディア: 文庫
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内田百けん(もんがまえに月)の作品集の中で「墓に入れてくれと頼むならこの二冊」と佐伯泰英が帯を書いていたうちの一冊なので、購入したもの。
「まあだかい」の意味、しゃれています。
けれど、読み進むうち、どんどん筆者の老いが進んでいる様子が辛く、最後の「まあだかい」の後には亡くなっていることも分かっているので、更に辛い。
これは自分も老人の域に入ったら楽しく読めるものなのか。
そして、この作品が黒澤明の「まあだだよ」の原作だと知り、驚きました。
そうか、内田百けんとその弟子たちとの交流というのはそんなにも有名なものだったのか、と知った次第。
そして、今wikipediaで得た情報によれば、これが黒澤明の遺作らしい。
なんとなんと。
これも見ないといけないなぁ。