鳥類学者だからって、

鳥が好きだと思うなよ

 

というインパクトあるタイトルに惹かれて買ったら大当たり。また好きな著述家が増えました。

鳥には正直興味がなかったけれど、鳥を見る目が変わりました。

生物多様性のために外来種の駆除、というのは今の常識だけれど、その内実を葛藤も交えて書いてあるのもよかったです。

調査のために初上陸する島に、自分がどんな小さな外来種をも持ち込ませないようにする並々ならぬ準備の話もよかったです。

という、こんなまじめな感想を書いてしまう真面目な本なはずなのに、笑い転げながら一気読みしてしまうその理由はぜひこの本を読んで見つけてください。

見つけて、というか、二行くらい読んだらたぶんすぐに分かります。

 

私の愛してやまない「ルパン三世」に関する記述は少なくとも四回出てきました。

とりあえず、他のエッセイも読みます。

 

そんなこんなで、これも本屋さんで偶然見つけた素敵な出会いなのに、この本屋さんはスギ薬局になってしまいました。本当に悲しい。

この本は、その本屋さんの記憶としても、ずっと大事に取っておきたい。