いしいしんじ


ぶらんこ乗り (新潮文庫)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

  • 500円


本当は井上ひさしの『吉里吉里人』の(中)が欲しくて
駅前の小さな本屋にふらっと入ったのですが、なかったため、
でも手ぶらで出るのも気が引けるぐらいの小さい本屋なので、
思わず手にとった本がコレ。


前にいしいしんじの本を友達から借りてもう少し読んでみたいと思ったので
まあいいのですが。


それにしてもここの本屋のおじさんはめっちゃ丁寧にカバーをかけてくれます。
ハサミでかどっちょ切った上で上下左右きれいに折り込んでくれています。


それが嬉しいのでまた買いに行きたい。
ただ、ほしい本を探しに行くよりも、置いてある本の中から何か見繕う、
という買い方になりますが。


でもこの買い方って子供の頃、近所の本屋で本を買っていたときの買い方だ、
と思い出してなんだか切ない気分になりました。


ところでなんでこの本屋に入ったかと言うと、私の探している井上ひさし新潮文庫)は
背表紙が黄色いのです。


で、ふと本屋を見ると黄色い背表紙の本がいっぱい並んでいたので
考えるより先にずかずかと入り込んでいた、という次第。


でもその黄色い本たちは池波正太郎でした。


そうなんだなー、昔っから井上ひさしの本を買おうと新潮文庫の売り場に行くと
池波正太郎に騙されるんだった。


なんで同じ「い」で同じ黄色い背表紙にしてるんだろう。


そして騙されなかった、と思っても今度は「井上靖」に引っかかったりするのですが。
(背表紙の色は違うけれど。)