赤と黒(下) (光文社古典新訳文庫)

赤と黒(下) (光文社古典新訳文庫)



読了。
面白かったのでのらりくらりの私としては異例の速さで読み終えました。


まだ下巻の解説を読み終えていないので、当時の社会状況などよく知らないままなのですが、それにしても当時ってこんなんだったの?と下巻は衝撃の連続でした。


古典作品だからネタバレも何もないのでここで言ってしまってもいいのですが、これから読もうという人もいると思うので、その衝撃の内容は書かないことにしておきます。


なんか、現代の読み慣れた小説だったら当然のように入る描写がなかったりして、「あ、そうなったんだ、へー」みたいなことが割にあって、そういうのが違う時代の、違う国の小説を読む醍醐味だな、と思いました。



あと、前に『薔薇の名前〈上〉』を読んだときにはキリスト教の宗派の対立というのがよくわからなかったのですが、この本を読んだら少しはわかりました。


光文社の新訳シリーズですが、変に現代すぎず、ちょうどいいぐらいで読みやすかったです。
さすが野崎先生。