ローマ人の物語読了!

ローマ人の物語 (15) ローマ世界の終焉

ローマ人の物語 (15) ローマ世界の終焉



2010年5月に文庫の第一巻を買って、その後は図書館で借りる方向に移行。
一時期、図書館で私より後から借り始めたと思われる人と無言の「貸し出し競争」になったり、
期限までに読み終わらず、最後の数十ページを読まずに返したり、
ほとんど睡眠読書で終わったり、飽きたので長らく放置したり、
そんなこんなを経て、ようやく今日、最後の15巻まで読み終わってローマ帝国が滅亡しました。


カエサルを描いていた頃の筆致が一番いきいきしていたように思うのは
自分も読んでいてやっぱり人物として魅力を感じたからかもしれません。
実際、そのときガリア戦記にも手を伸ばしましたしね。


でも、どの時代にも「頑張れ!」と応援したくなるような人がいて、
そう思わせる作者の腕前はさすがです。


最初のころは「私があなたたちに教えてやってんのよ」と言わんばかりの
「上から目線」の文体が鼻につきましたが、だんだんそんなのは気にならなくなり、
ただただ一緒にローマ時代を愛しました。


次は十字軍物語に行きます。

十字軍てのも、世界史を習っていなかった私にとって摩訶不思議なものなので、
これも読むのが今から楽しみです。



十字軍物語〈1〉

十字軍物語〈1〉



と思ったら、こんな本(↓)もあるのか。知らなかった。
「暗黒の中世」というのと、「イスラムの侵食」ってのもこれまた非常に興味ある分野なので
これも読まねばならない。
大変だ。


ローマ亡き後の地中海世界(上)

ローマ亡き後の地中海世界(上)