カッシアの物語

カッシアの物語

カッシアの物語


1,800円もする単行本だったのに、このやる気のない表紙のイラストと、
実は縁が全部まみどりになっているそのシュールさから思わず買ってしまった本。


「ディズニーが映画化」「恋愛の物語」という私の興味をそぐ文言が目に入ってはいたのですが、
なんか、「これは読まねばならない」と強く思ったのでした。


この物語のような設定のお話を「ディストピア小説」と言うらしいです。
ユートピア」の反対。
管理社会・監視社会を舞台にした名作はいくつもありますが、十代が主人公の恋愛小説、
というところが新しいのでしょう。
200ページ目までくらいはあまり物語が動かないのですが、そうは言っても続きが気になる感じで読み進め、
後半は一気に読んじゃう、そんな感じ。


「読みきった!」と満足したら、なーんと、これ、三部作の予定らしい。
まだ先は長い…。