- 作者: 島田裕巳
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 新書
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ブックオフで平積みになっていたので買ってみました。
なぜかある一つの宗教のところだけいろいろ線が引いてありましたが、
前の持ち主はその宗教について何かレポートでも書いていたのでしょうかね。
教団のはじまりとその成長、教えの内容がコンパクトにまとめられていて、
特に批判をしたり傾倒したりしているわけではないのがよかったです。
主に成立〜発展についての流れに紙幅が割かれているので
まったく知らない教団についてはちょっとイメージしづらい部分もありましたが。
むしろ今みたいに経済も悪く先行きが見通せないようなときにこそ宗教ははやるものだと思っていたのですが、著者の言うには新宗教が盛り上がっていくのは経済の成長とともにあるそうです。
(なんでだろう。)
いずれにせよ、現代日本人と宗教、というのは個人的には結構重要な話だと思うのです。
国民の大部分が「無宗教です」って答えるような国でいいのかな、と常々思っているので。
何を信じるのでもいいけど、何か(別にいわゆる宗教でなくても「科学」とかでも)「これ」というぶれないものを信じていないと生きるのってしんどいのじゃないかしら。
かくいう自分は何か「ぶれない何か」を信じることができている訳ではないのですが。