今日の書評から

翻訳がつくる日本語: ヒロインは「女ことば」を話し続ける

翻訳がつくる日本語: ヒロインは「女ことば」を話し続ける

  • 2,100円


前々から、翻訳字幕の「女っぽさ」や「男っぽさ」に不自然さは感じていましたが、
自分もやってしまう。
女の人のセリフだと「〜だわ」とついやってしまう。
「女の人のセリフだよ」ということをアピールしたいと無意識にそうしてしまうのか。


でも自分がしゃべっているように訳すと、
「五時だ。行こう。」
とえらくぶっきらぼうな感じになってしまう。


この「ぶっきらぼうに感じる」という時点で「女性らしい話し言葉」っていうのがやっぱり想定されているんだな、ということがわかります。