ララピポ

ララピポ (幻冬舎文庫)

ララピポ (幻冬舎文庫)


先日出張のときに、新大阪〜小倉間の新幹線で一気に読みました。
そして一気に読む方が面白いかも。
六つのお話ですが、一つのお話に出て来た登場人物が次の物語の主人公で、
その視点から同じ場面が描かれていたりするタイプの小説です。


けれども、読後感がよいかと言うとそういう訳ではなかったり。
どの話にも「性」が深く関わるので新幹線の中で読んでいたときは
そういう小説を読んでいると思われていたかもしれません。


あと、読み終わった後に周りの人が信用できなくなります。
ろくでもない人間ばっかなんじゃないか、と。
特に渋谷を歩きたくなくなる小説です。
(その話の主人公が一番共感できなかったからそう思うのかも。)


現在映画公開中。
一体これをどうやって映画にしたんだろう。
それは気になる。