母親になるということ

母親になるということ: 新しい「私」の誕生

母親になるということ: 新しい「私」の誕生



母親になる、ということが「私」にもたらすアイデンティティの大激震について書かれた本。
これを読むと、産後数ヶ月の私が自分の心の変化についていけず、また心に変化を起こさねばならない、と辛くなっていた日々も「通っても不思議ではない道」だったことが分かり、救われました。


ただ、いくつかある事例の中で「私もそうだった!」と共感できるものは少なかったのですが。
大変な妊娠期を過ごした人についての事例もあったらよかったのかもしれません。


母親になる、という一つのライフイベントによりどれだけ女性が変わるものなのか、というのを母親になった人以外にも知ってもらうためにもいい本だと思います。