ふわふわとちくちく

長男は、それこそ、三つ子の魂百まで、で年少の言葉を操り始めた頃からずっと、言葉が強すぎるてトラブルになった、というので先生から何度電話を受けたかわかりません。

「言ってることは間違ってない、ただ、言い方というのがある」と何回言っても「正しいことを言って何が悪いのか」とピンとこないし、どう直したらいいのか、本人はわからない。 

何年もこの問題を抱えていますが、最近、そんな彼にぴったりの本を見つけました。プチ恩師の斎藤孝先生の本。新聞広告で見たのは「えほん」のほうでしたが、本屋にはそっちがなくて、「図鑑」の方を先に買いました。これは小学生向け。どんな言葉で、人がどんな風に感じるか、そして、それをどう言い換えたらいいのか、というのが事例ごとに載っていてわかりやすい。

そして、「えほん」の方は、人が傷つく、言い換えた方がいい言い言葉を「ちくちく言葉」、よい言葉を「ふわふわ言葉」として紹介。これがよくて、それぞれのタイプの言葉に「ふわふわ」と「ちくちく」と名付けがされたことで、長男にもストンと入ったようです。

ただ、いいと思わない髪型に「いいね」と言うのは嘘じゃないか、嘘はいいのか、とまだまだ腑に落ちないことはたくさんあるようです。でも、小さいうちから「言葉の言い方で世界が変わる」という視点を第三者から与えられた効果はかなり大きいと思われます。