今月の絵本

絵本が毎月送られてくるブッククラブ。出版社に縛られない、店主セレクトの本が送られてきて、ユーモアある作品が多く、「感動の押し売り」系がないのが私の好みで、長男のときからもう五年目くらい楽しんでいます。

 

ところが今月のがこれ。

タイトルからもう流れが想像できてしまう。離婚してる人だって会員にはいるだろうし、どうした、ブッククラブ!こういうのは今までなかったじゃない!!と、ちょっとショックを受ける。

が、サブタイトルを見ると、「どうぶつたち それぞれの答え」とあり、そっちの内容の本でした。

でも、最後はどうせ人間が出てきて、愛だの家族の大切さだの、そういうので終わるんでしょ、と思って一回目の読み聞かせをしたら、一応、そうではなかった。よかった!!

絵もきれいだし、どうぶつごとの求愛が分かるいい本でしたが、このタイトルで期待する層には受けず、中身が気に入る人にはタイトルで敬遠されそう。

というか、本編も「結婚」「パパ」とかの言葉を使わずにいければよかったんだろうけど、まぁそれがこの本の魅力なんだろうから、文句言っちゃいけないか。というか、私があまりにそういうのに敏感なだけかも?

 

ということで、これは絶対に書店で目にしても手に取らなかったであろう本なので、こういう本に出会えることがブッククラブの魅力。