思春期の子供の親になりかける

購読しているコーチングの先生のメルマガで紹介されていた本。

子がいよいよ思春期に入った友人の姿を見て、意を決してこの本を買いました。

大学生の頃、自分は育児書は買いたくない、そんなのに縛られた育児なんてしたくない、と強く思っていたものでした。が、実際に生まれると、育児書らしきものや、子育てアドバイスを自分から求めてしまうこともしばしば。でも、そうはしたくない自分との葛藤です。

小さい子どもの気持ちは自分を振り返ってももはやよく分かりませんが、思春期の子の声は、当時の自分を思い返せばよくわかります。そして、当たり前ですが、イヤだなと思ってたことが、本に出てくる子たちもいやがっていることで、だけど、親となった今は、そのいやがるセリフをすぐに言ってしまう自分がいることに向き合わねばならず、予想していた通り、傷なしには読めない本でした。

 

  • 子供の人格や感じたこと、経験したことを否定しない
  • 怒りを感じたときは、見たこと、感じたこと、何をしてほしいかを言う。

 

怒りの爆発が抑えられない自分にとっては二点目が特に大事。一点目も、とかく理屈で子を説得しようとすると、否定しがちになるので、気をつけねばならない。理屈でねじ伏せることが目的になってはいけない。

 

最初の方は、国が変わっても同じなのね、と思って読んだけれど、最後の方のデートや、性の話題は、だいぶ日本とは事情が違っていて、アメリカはこんなんなのか!と驚いたけれど、1972年の本ということで、そこからはだいぶ変わったのだろう。でも中絶の問題を見れば50年経っても保守派はまだ保守派のままだと言うことが分かる。

 

果たして、この本の「新しい方法」を私は子に対して応用することができるのだろうか…。