四つのいのち

イタリアの伝統的な村を舞台にした映画。
「四つのいのち」に込められているのは「人」「子やぎ」「大樹」「木炭」。
で子やぎが主人公になる辺りまでは大丈夫だったのですが、後半は眠気に勝てず、
ところどころ記憶がありません。ラストシーンさえ見ていない…。屈辱。


最初にその四つのテーマを分かっていればちゃんと起きていられたかもしれない
と思うと残念だけれど、ストーリーらしきもののないこの映画の中で、
先にこのテーマを知ってしまっていたら、それはそれで面白くなかったことでしょう。


なかなかお勧めしにくい映画ではありますが、多分、自分で映画を撮る人にとっては
面白い作品だと思います。動物を思うように撮るのって難しいでしょうし。
あまりにも自然なので、子やぎが見捨てられてしまうシーンで
「つーか、カメラの人が助けてやりなよ」と思ってしまったくらいです。
つい、ドキュメンタリーみたいな気持ちで見入っていました。


そして、単純に美しい景色とヤギにつけられた鐘の音色に心打たれています。
スイスの山と変わらん。スイス行きたい。


それにしてもおじいさんが鍋に入れていたものがなんだったのか、
パンフレットを見ても分からないのが悔しい。